ビクターFM/AMホームラジオ
型名 FT−15 石 数 10トランジスター 7ダイオード 受信周波数 FM 70〜90MHz AM 530〜1605KHz 出 力 2W 電 源 AC100V 50/60Hz 消費電力 5.5W |
入手したのは10年程前のこと、久しぶりにスイッチを入れたところ、音が出ません。ブ〜ンと小さく聞こえるだけです。以前は聞こえたので変です。
ブ〜ンということは高周波部分でと憶測・・・調査は、VRから探ります。というのもVRから信号を入れて音が出れば高周波部分で、VRから別途アンプにつないで聞こえれば、低周波部のトラブルということになります。 |
結果は、低周波部分でした。drv Trの不良で、2SA672を交換、ところが2SA672という石は製造中止で入手できません。ガラクタ箱にも見あたりません。規格表から互換のあるものを探すと2SA1015が該当するということが分かりました。
速差し替えてみたところ・・・駄目なのです??また、ガラクタ箱を探します。このTrはRF/LN用とあり、1015はAF用とあります。コレクター、エミッター電圧も似たようなものです。1015の方が幾分余裕がありますが・・・ |
と、またゴソゴソとガラクタ箱を探していましたら中古の672が出てきました。またまた交換です。
シリコントランジスターの不良は珍しいのかな?あまり聞きませんがやっぱり壊れるようです。今考えると、どうも代用品もパンクしていたみたいです。これでは働かないわけです。 |
外部アンテナがなくともFM、AMとも良くきこえます。
それもそのはず、電灯線アンテナが内蔵されているからです。両側の白いコイルは何の意味があるのでしょうか? これはインピーダンス整合用のコイルだそうで、バランみたいな役目をするそうです。 |
◇電灯線アンテナ◇
落ち着いた木目調の作りで合板製です。
<2003.10.15>