このページは、個性あふれる力作をご紹介する頁です。
ラジオやアンプが大好きな方の写真、ご投稿をお待ちしております。自作品、既製品の修理・改造品は問いません。皆さんの作品など大歓迎します。 |
中古の真空管を用い安価に仕上げたということです。
主な部品の調達は以下のとおり、とコメントをいただきました。
☆6SN7GTは、ラジオデパートの国際ラジオで1本300円で購入 ☆5670は、アポロ電子で1本200円で購入 ☆電源トランスは、壊れたミニコンポのトランスを再利用し、倍電 圧(約250V)で使用。 |
6SN7という双3極管を用いたメインアンプです。この真空管は本来、電圧増幅に用いられる球ですが、電力増幅にも使えます。出力は1W程度ですが、夜一人で聞く分には十分すぎます。効率の良いスピーカーを使えば喧しいくらいです。
この球は長時間使ってもへばらないといわれるくらいタフな球です。3極管ですから、ダンピング効果は期待できるでしょう。 何処かで聞いた宣伝文句、ではないが3極管の素晴らしい音・・・・ |
−正 面−
電源部を全く別に組み立て、コンパチブルとした事により、アンプ自体が非常にすっきりした姿になっている。 |
○電源部と列べたところ○
この電源部もかなり苦労されて組み上げたようです。ジャンクを流用し倍電圧整流としている。
そして、大容量のケミコン、3500μF/350Vを使いリップルを最小限まで抑えてあります。 NFB(ネガ・フィード・バック)は付けてありませんが、付けると30Hzから30Kzくらいまではフラット特性とのことでした。 |
アンプ内部の様子
セット背面から
○回 路 図○
回路図もお送りいただきました。
あえて、現代風の直結をさけたということです。
小出力ながら、素晴らしいアンプだと思います。
MT管では、12BH7A、6FQ7、6CG7等があります。いずれもテレビの水平偏向、垂直偏向用に開発された双3極管です。 |
古いカラーテレビから外したマジツクアイを再利用
子供の頃、初めて作ったラジオに電源を入れて鳴ったときのあの感動は何とも言い難いものがあります。
そんな「ラジオ少年時代?」の雰囲気を想い起こすような、木台に組み上げた作品をお知らせ頂きました。かく言う私も、初めて作ったラジオはベニヤ板と木片で作ったシャーシにベニヤのパネルを付けたものだったと記憶があります。父親は大工仕事が好きでしたからこういった材料は簡単に調達できました。 |
この作品の制作にあたり、作動テスト等アドバイス、部品調達のコメントを頂きました。
★B電圧は、250Vまで動作確認しました。 ★B電圧が低いときは、再生を少し強く掛けるようにすると良いです。 ★先ずは、アース線を2mmの銅単線で木台に打ち込んで固定し、 それを中心に各部品を適時配線しました。 ★抵抗、コンデンサーはジャンク部品を活用しました。 ★並4コイルは、今でもラジオデパートの3Fのシオヤ無線電機商会で 400円程度で売っています。 ★アンテナは10m程度の銅線を張っています。 |
木台に組み上げた0−V−0
−正 面−
古いカラーTVから取り外したマジックアイを検波管に使用
0−V−0とはストレート・ラジオの呼び方で、昔からアマチュアで用いられた略称法のようです。
この意味はというと今更、説明の必要もないと思いますが、最初の数字0(ゼロ)は高周波増幅の段数、次のVはバルブ(真空管)で検波、次の0は低周増幅の段数ということになります。 高1、並3もこのストレート・ラジオの別な呼び方になるのでしょう。 このラジオはマジックアイを検波管に用いて0−V−0となっています。トランジスターなら0−T−0、ゲルマニュームなら0−D−0とでもなるんでしょうか? |
電源部は高圧トランスではなく、PICを使用してDC12Vを90V位まで昇圧させています。
電流はあまり取れませんがこのラジオには十分な容量(約45mA)です。 DC/DCがノイズの発生源にならないかと気になりましたが、これはPICのソフトで周波数の変更可能で殆ど気にならない程度になっているそうです。発振周波数は90Hz位にしてあるとか・・・流石です。 |
−裏 面−
検波部、6RE13と並4コイルが見えます。
主だった部品等は以下のとおりです。
1、木板 2、使用球:6RE13 1本 3、コイル:並4コイル 4、バリコン:選局用、再生用 各1 5、その他CR、イヤホン、配線材等 特 徴:電 源:12V DC-ACコンバーター(自作品) ※車のバッテリーでも使用可 |
−上 面−
ケミコンの集中した電源部(DC-DC)が見えます。
−回 路 図−
回路図も頂きました。このラジオはマジックアイの蛍光部が受信時に反応しますのでとても面白い作品といえます。
光らぬマジックアイの活用には十分楽しいと思いますした。 この作品をご投稿いただき、私も「ラジオ少年時代」の頃を思い出しました。あの頃の感動、好奇心は年を経て、忘れてしまっていたのかもしれない。 |
赤い工具箱を眺め何か他に活用できないものかと考えた結果、これにアンプを組み込むことを思いついた訳で・・工具箱活用編です。 |
30MP27というレス用の5極電力増幅管を使いました。ゲイン不足を補う為に5670という双3極管を前段に用いたメインアンプです。
回路はごく平凡な回路としてあります。NFBもあえて組み込みません。一人静かに音楽を楽しむには十分です。 この工具箱は真ん中から開きます。メンテや改造は蓋を開ければ簡単です。 |
−愛用の板傘と記念撮影−
ベースにしたのはレスアンプのジャンクです。ドライバー段を追加そして感電防止のため電源トランスを用いました。 |
○正 面○
◇この工具箱を利用しました。◇
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ごく普通の工具箱です。
Boxレンチなどが入るものでしょうか。少し浅めの工具入れです。
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アンプ内部の様子
真ん中から開きます。
○回 路 図○
卓上ステレオの中身を再利用した小出力のアンプが仕上がりました。
最近の音響機器には見られぬ疲れない音がしそうです。
勿論、ヒアリングに使う曲は「春日八郎:赤いア(ラ)ンプの終列車」!?