アマチュア・マニアの作品集


☆ アマチュア・マニアの作品集 ☆


このページは、個性あふれる力作をご紹介する頁です。

 ラジオやアンプが大好きな方の写真、ご投稿をお待ちしております。自作品、既製品の修理・改造品は問いません。皆さんの作品など大歓迎します。



JF3SFB局のPICを使った実験その2



455KHzスィープゼネレータ V1

 IFTが何個か手持ちにあります。真空管用にトランジスター用、そしてセラミックフィルター・・・
 これらの特性を見たり、チェックが出来ないかと実験してみました。
 これはPICでスイープ信号と、検波信号でオシロに直接表示しています。


今回試作した回路図

クリックすると大きな画像が開きます。


 実験では、CRの積分により鋸波を発生させていましたが、どうも波形の直線性が今ひとつなので、結局PICを使用しました。
そしてSWでスィープ時間、スィープ幅を調整できるようにしました。中々使い勝手のよさそうなものに仕上がりました。


455KHzスィープゼネレータ V1の基板

CR積分方式のこぎり波をPICのD/A方式のこぎり波に変更し、
更にスィープ速度も制御できるようにしてみました。
PICのD/A方式が安定して出ます。


 455KHzスィープゼネレータ V1は、以下のような構成になっています。
◆ノコギリ波発生部分
 ・PIC16F84Aを使用し、スイープ用ののこぎり波を発生しています。
 ・D/A変換は、8ビットのR-2Rラダー抵抗方式を採用しています。
 ・スイープ速度のコントロールも可能です。
◆VCO部分
  ・バリキャップ(1SV149)、FET(2SK241)、Trラジオ用OSCコイル(赤色)による簡易なものです。
◆倍電圧検波部分
 ・ゲルマダイオードを2個使用した倍電圧方式を採用しています。
◆表示部分
 ・のこぎり波の出力をオシロのX軸へ接続します。
 ・検波出力をY軸に接続します。



455KHzスィープゼネレータ V1をケースに組み込む

少々箱が大きすぎ?しかしケーブルの引き回しは大変容易です。


手持ちのものをいろいろ測定してみました。

 きれいにスィープしているのが分かります。
 測定結果としてそれぞれの特徴がよく分かりました。一番良いのがセラミックフィルターです。そしてトランジスター用、真空管用です。
どれを使うかは悩むところですが、選択度を選ぶならセラミックフィルター、音質なら真空管用といったところでしょうか?
 これで最初からトラッキングのズレは確認が出来て、調整も出来るという便利なものになりました。
 ケースには余裕がありますので、これから改良、追加を加え幅広い周波数やオーディオ用等いろいろ使える測定器にとアップを考えております。

<2004.12.31>


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