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ちょっと休息…いたずらです。(��)


 手持ちぶさたにいたずらしたものをいろいろと載せてみようと思います。


アンプ用シャーシーの試作


 かれこれ云十年前のことになりますが、2A3のシングルアンプを組み立てて使っていました。これがまた大変良い音を奏でてくれたものでした。
 しかし、真空管は下手に触ると火傷をしてしまします。子供が小さなうちは非常に危険な為、自然の流れと申しましょうか、やはり段ボール箱に詰め込まれて倉庫の片隅に追いやられてしまったのです。
 そして歳月は流れ、あっちっちのアンプもそろそろ安全になりました。その代わり、我が家はとっても寂しくなりました・・・・
 箱から出して、久しぶりに電源を入れてみれば長い眠りについていたにも関わらず何事もなかったように良い音を奏でてくれました。
 しかし、数時間も灯を入れているとPAが仲良し小好しと近い為か、球の発熱が大変気になりました。
 かといってもシャーシーをむにゅーと引っ張る訳にもいかず、さてどうしたものかと・・・・使ったシャーシはSL−10だったかな?


◇古いアンプ◇

古くてしばらく寝ていましたが普通に使えました。


 結論からいうと、もうちょっと球の間隔を大きくすれば一件落着ってところ、思い浮かぶのは広めのシャーシに組み替えかな?ってことになります。
 欲は申しませんが、鈴蘭堂のSLシリーズみたいなのが欲しいところで、そのシャーシを購入すればいとも簡単!でも、スッカラカンの軽い財布ではなんともならず・・・ショボンです。
 そういえば・・・ず〜っと、ず〜っと前に購入したままのアルミ板があった事を思い出しました。早速引っぱり出してきて財布と同じ頭で、あれやこれやと思案したところ、鈴蘭堂さんみたいな高級シャーシーみたいに作れば良いのだ!という結論に至りました。
 ネットで検索してみるとこういうシャーシを自作している方はあまり居ないようです。見かけるのは木枠にアルミ板を乗せるタイプとかで、どうもイメージにぴったり来るような何処かレトロっぽいシャーシを見つけることが出来ませんでした。
 好みでいえばSLシリーズの770が良い感じです。これは穴あきシャーシの自在シャーシと呼ばれるものですが、配置でちょっぴり気に入らないところもあります。それは、整流管の横にケミコンが配置されること等々・・・でも2A3のシングル用みたい?


◇昔の広告から◇

鈴蘭堂さんは既にお店をたたんだようで、タカチさんが後継?


 SL−770はもう製造されていないシャーシですが、昔の価格とはいえ今でもおいそれと手が届かないようなお値段でした。もう売られていないので(売ってても買えませんが・・・)手持ちのアルミ板をゴリゴリすることにしました。
 手持ちのアルミ板を全部使ったとしても当時の価格の1/5程度かな?ペイント等を含めればもうちょっとUPでしょうか。
 ビンボー人はこれっきゃない!ってことで重たい腰を上げ、久しぶりにシャーシにチャレンジしてみました。現物は見たことも触ったこともありませんので試行錯誤も良いところです。
 一番の問題は溶接が出来ない為、強度に心配があります。試作ということもあり、あれやこれやと考えた末、ビス固定として縦横のアングルを4本作り、補強を試みます。OKならば蓋と底板を作っておしまいのはず・・・たぶん・・。


◇アングルの製作◇

折り曲げたものを仮組したところ。コーナー処理にも注目です。


 カットや曲げの加工は少しでも狂うと大変な目に遭います。逃げ箇所も考慮するものの、かなりシビアな作業になると思います。慎重に慎重に・・・・です。
 広告を見ると、SL−770の幅は420mmとなっています。この幅で球を配置してみると今度は球の間隔が広すぎる感じ?なんとなく間が空き過ぎ?どうもしっくり来ません。
 それはタンゴさんの指定だからかもしれませんが、手持ちのトランスでは非常にバランスが悪いのです。背高のっぽのPTだし・・・
 このへんは自作のメリットで、好みの寸法に仕上げることが出来ます。それで妥協したサイズは400mm幅と決定、配置も全く自由であります。
 たかが20mmといえども見栄えが大きく変化します。とりあえず目標が出来たので、こぢんまりとすっきりで何処かレトロ調を目指してがんばんべぇ〜です。


◇ちょっとお遊び◇

出力トランスを片側に寄せてみました。


 穴を開ける前なので色々レイアウトを楽しんでみます。ケミコンをシャシ上にというリクエスト?もあったので、それも取り入れる事もいちおう前提です。
 このブロックケミコンはレトロ調の条件になりますね。なんでも煙突のない汽船はおかしなものということでした。アンプを汽船に見立てた表現なんでしょう・・・なるほどです。
 でも、この配置だと煙突を出せません・・・。


◇最初に戻って◇

最初に描いたイメージで・・・


 初心忘れるべからず・・とはちょっと違いますが、やっぱり思い描いたとおりが無難でしょうか。
 手の出なかった憧れのシャーシ?内容はだいぶ異なりはするものの雰囲気だけでもと思いつきであれこれやってみました。
 かなり苦労したので型番はSE-4989とでも命名しておきましょうか?それでも、どうにかこうにか形が見えてきました。
 電源トランスはひょろ長いタイプなので奥に配置、SL−990みたいにしました。SL−990はUV−211とか845の大型球のシャーシのようです。幅も広い!
 しかし、自作は自作で強度的に劣ります。それを補う為に各所アングルで補強をします。補強後は上部が弓状にしなる事もなく、めちゃくちゃ丈夫になりました。重くはなりましたが・・・


◇補強金具◇

フレームのコーナー補強と、上部のたわみ防止用アングル


 三角のアングルは一辺を曲げます。たわみ防止用アングルはU字型としました。
 曲げることによって強度は何十倍にもなります。ただシャシ下のアングルは配線が邪魔にならないよう予め計算しておかないと後々大変な目に遭うかもしれません。そしてトランスのビスを利用して固定すると良いと思います。


◇ヘビー級アンプの場合◇

重量31Kgという829Bpp自作アンプ、補強もばっちり、見事な配線です。


 上部の写真は勝手に掲載したOMさんの作品ですが、色々アドバイスを頂きました。感謝申し上げます。
 なんでも補強材の接触面幅は最低でも15mm以上でもう一方は30mm以上必要だそうです。

 この例の場合はL型アングルですが、今回取り入れたのは、曲げ部分が2箇所になるU型にしました。
 これにより、もう少し小型にすることが可能です。ただし、31Kgというヘビー級アンプではありませんので・・・


 自作シャーシの場合は、加工の容易なアルミ板が殆どだと思います。2mm厚のアルミはかなり丈夫ですが、簡単に曲げ加工が出来ません。特に細かな曲げ加工は不可能に近いものがあります。
 やはり、加工を考えると、1〜1.5mmでしょうか。これでも適度に補強を施せば、たわみ、きしみもなく丈夫なシャーシーが製作出来ると思います。
 それに既製品ではどうも配置がしっくりこない、バランスが悪いというデメリットは無くなり、安価に出来るという最大のメリットがあります。
 そんなの面倒だっていわれる方、余裕も持てあましている方は特注されるのがベストかと?ビンボー人には無縁のお話・・・。


後半へつづく


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