アマチュア・マニアの作品集


☆アマチュア・マニアの作品集�供�

このページは、個性あふれる力作をご紹介する頁です。

 ラジオやアンプが大好きな方の写真、ご投稿をお待ちしております。自作品、既製品の修理・改造品は問いません。皆さんの作品など大歓迎します。


大阪のOMさんの作品(5)



◇戦前のナショナル高一(型番は不明)◇


このラジオは修理依頼を受けたものです。

 ナショナルの高一ラジオで戦前のものと思われます。スピーカーは旧式になるマグネチックタイプのものが付いております。
 また、一通り部品も付いております。抵抗やコンデンサーは勿論使えないと考えますが、一応入念にチェックします。使えるものがあれば使った方が良いので・・・


我が家に持ち込まれた高一ラジオの箱


かなりのキズ、そしてサランネットの破れ


シャーシ裏と配線図


 眺めるに使えそうな部品もかなりありそうです。依頼品であるので極力純正に近付ける方針で進めます。コンデンサー類は使えるものも中にはありますが、ほぼ全滅と考えて良いと思います。
 ただ残念なことに配線図は写真のとおりで、一部確認できるのみです。
 球は57-57A-226-12A-12Aが付いています。本来ならば58-57-26B-12A-12Fであろうと思われます。これは、掲示板で情報をいただきました。
 さて、これは回路図から探す必要もあります。また配線材もボロボロで、シャーシも痛みがあります。どうしたものかと思案すること一時


届けられたときの本体後ろ姿と斜め前から



 バルーン管の226そして整流管に12Aが使われています。
 整流管としてこの12Aは使用に耐えうるようですが、非常に勿体ない。
かといってこの時代12Fそして58、57、26Bなど入手できる訳がありません。
 そうこうしている間にスーパーOMさんから連絡があり、球をお送り頂きました。スーパーOMさんには一方ならぬお世話をいただきました。これで、戦前のラジオが蘇ります。大変に感謝しております。


修理・整備完了

本体後ろ姿と斜め前から



 シャーシも全塗装、そして配線も完了し、真空管を差し込んで・・・点火
 今回は、何事もなく受信する事が出来ました。感動です。
 これは、手直し無しで音が鳴ったことではなく、何とも言えないとても懐かしい音色に感激したのです。とっくに忘れている音色です。
 子供の頃聞いていた音なんでしょうか、とても懐かしい音です。真空管でもスーパラジオでは味わえない・・・・タイムスリップしてしまったような気がして、しばしこの音色に手を止め聞き入っておりました。


キャビネットに収めました。



 キャビネットは今回も再仕上げをしました。古臭さを出そうと狙いましたが、結局ラワン材が強調され本来の古臭さが消えてしまいました。これが別にいけないという訳ではありませんが、もう少し手を加えてみます。
 このラジオ、修理は完了、依頼品ですが手元に置いておきたい一品です。そこで・・・結局私のものになりましたが、物々交換で沢山持って行かれました。代償は大きかったかもしれませんが、それでも感動の一品です。


このラジオはスーパーOMさんのご厚意がなければ完成させることが出来なかったかもしれません。調整あたってもご指導を頂きました。この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。


<2005.01.20>


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